10勝目挙げたスタンリッジ 首位キープに貢献

[ 2010年9月7日 21:25 ]

 【阪神1-0中日】流れを呼び込む95球だった。スタンリッジが首位攻防戦で中日に7回4安打無失点。「相手が誰であろうと残りはすべて大事」と意気込んでいたマウンドで、きっちり結果を出した。

 城島が常に掲げる「ストライク先行」を意識した結果だろう。連打は許さずに、四球はわずかに1。「とにかくボールを低めに集めてチームが勝てるようにしたい」と話していたように、テンポ良く城島のミットに白球を投げ込んだ。
 四球を先頭の森野に許した四回も、自慢のカーブが効いた。和田を打ち取り、1死一塁。続くブランコは追い込んでからの外のカーブを振らせて、三振。さらに野本には全球カーブで勝負を挑む。2ストライクからの3球目は手前でバウンドし、暴投で2死二塁となったが、よほど自信があるのだろう。そこからあえて同じ緩い球を投じた。低めの球にバットが空を切り、ピンチを脱した。
 「今回ほど大事な局面はないと思う」と臨んだ大一番。大きな働きでチームの首位堅持に貢献し、10勝目をマークした。

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2010年9月7日のニュース