飯原が初劇弾!ヤクルトがサヨナラ勝ち

[ 2010年9月7日 21:24 ]

サヨナラ本塁打の飯原を手荒く迎えるヤクルトナイン

 【ヤクルト6-5広島】同点の九回。ヤクルト・飯原は2球で追い込まれた後、連続してボール球を見送った。ここで直球は中堅、変化球なら右中間方向に打ち返すか、さらに粘っての四球を狙った。「本塁打なんて意識になかった」

 5球目の直球をプラン通りに中堅へ。フェンス越えという“誤算”とともに、プロ初のサヨナラ打、野球人生で初というサヨナラ弾となった。ヒーローは「自分でもびっくりしている」と興奮冷めやらぬ様子だった。
 チームは終盤に4点を奪っての逆転勝ち。常に主導権を握られる展開を打開したのは、飯原の打撃のように自ら決めにいくのではなく、安打の可能性が高い中堅から逆方向への打撃だ。6点に絡んだ7安打のうち、実に6本がそうだった。
 堅実さとしつこさ。真骨頂を発揮し、逆転Aクラス入りに向けて、3位に食らい付いている。小川監督代行は「いつもいつも打てるわけではない」と言いつつも、自然と表情が緩んだ。

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2010年9月7日のニュース