コージ・コール響いた…上原“汚名返上”６Ｓ

今季６セーブ目を挙げ、捕手のテータムと抱き合って喜ぶ上原（右）

　【オリオールズ８―７レイズ】オリオールズの上原が前日の汚名を返上した。８―７の９回から５番手でマウンドへ。本拠地で初めて「コージ・コール」が響き渡る中、２番からの好打順を３者凡退。最後はロンゴリアを外角低めに沈む速球で空振り三振に仕留めて今季６セーブ目を挙げ「（声援は）聞こえていた。うれしかった」と喜びをかみしめた。

　前日は登板間隔が空きすぎるため、８―２で迎えた９回に調整登板。しかし緊張感に欠ける状況から集中しづらく、２者連続本塁打を浴びるなど約２カ月ぶりの２失点を喫した。この日は７月２０日以来の連投となったが「ブルペンでは５連投とかしていた。きのうより全然いい」と、球威十分な速球を打者の手元で動かして打者を翻ろう。チームだけでなく、ファンにも存在感を認めさせる投球だった。