ヤクルト、4年間1軍登板ない左腕と来季も契約方針

[ 2010年9月7日 06:00 ]

 ヤクルトが左肩手術からの復活を目指す石井弘寿投手(32)との契約を来季も更新する方針であることが6日、分かった。

 00~05年に中継ぎ、抑えで活躍した同投手は06年オフに左肩を手術。08年から2軍戦に復帰も、1軍のマウンドは06年8月12日の横浜戦(横浜)を最後に遠ざかっていた。球団関係者は「このままでは本人も納得できないでしょう。(来季の契約更新については)そのつもりです」と話した。
 最速155キロを誇った石井は昨秋、球速が140キロ台中盤まで回復。今季は1軍の戦力構想に入っていたが、沖縄・浦添での春季キャンプで右足親指を裂傷して戦列を離れた。その後は左上腕肉離れなどのケガにも見舞われ、8月28日のイースタン・リーグ湘南戦(横須賀)で実戦復帰。今後は中6日から間隔を詰めて登板する予定で、球団側は来季の契約更新に向けて左肩の状態、投球内容をチェックする。石井は「左肩が悪いわけではない。何とか復帰を目指したい」と話し、まずは2軍でのマウンドに集中する。

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2010年9月7日のニュース