楽天編成部長は松井稼と太いパイプ カギは条件面

[ 2010年9月7日 12:16 ]

 楽天は9月6日現在、借金15で自力でのCS進出の可能性が消滅。チーム防御率はリーグ2位の3・94を誇る一方で、チーム得点はリーグワーストの499。得点力不足を補うはずの機動力も機能せず、61盗塁もリーグ5位で、来季に向けて打線の強化が最重要課題であることは明白だ。

 西武時代にスイッチヒッターとして史上初めて3割30本塁打30盗塁をマークした松井稼頭央が加入すれば、攻撃面で大幅な戦力アップが望める。今季、チームの二塁兼遊撃手は、松井と同じ両打ちの内村が打率・296を記録するなど台頭した。だが、高須、渡辺らは故障がちでシーズンを通してのフル出場が難しい状態だ。
 すでに編成部門のスタッフが調査を進めており、さらに松井が西武入りした93年に、西武のスカウトだった楠城編成部長との太いパイプもある。松井は07年12月にアストロズと3年総額1650万ドル(約13億8600万円)を結び、今季年俸は500万ドル(約4億2000万円)。条件面での交渉も大きな鍵とはなるが、楽天はチームの新たな顔として獲得に向けて全力を尽くしていく。

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2010年9月7日のニュース