吉見11K完封!中日7連勝で2位浮上!

[ 2010年8月20日 06:00 ]

<中・巨>5安打完封しガッツポーズの吉見

 【中日3-0巨人】マウンド上で何度も吠えた。中日の吉見が5安打11奪三振で今季初完封。チームを7連勝、そして5月22日以来の2位浮上に導き「あとのことは考えず、一球一球全力で投げようと最後までいきました」と振り返った。

 5回2死まで完全投球。8回まで無安打に抑えた前日の山井に匹敵する内容だった。闘志が前面に出たのは小笠原との対決。6回2死二、三塁、8回2死一塁では、いずれも空振り三振に仕留めると、派手なガッツポーズをつくった。「ヤマ場だと思っていたんで、その気持ちが自然と出た」。8回は、その直前に森ヘッドコーチに声を掛けられたが「何を言われたか覚えてません」というほどの集中力。9回は志願してマウンドに上がり、3者凡退に斬った。

 ローテーション通りならネルソンだったが、落合監督もエースの力を信じて中5日で起用。今季の巨人戦は5戦4勝無敗となった吉見は「そういうところで使ってもらえるのはありがたい」と期待に応えた。

 チームはセ60勝一番乗り。本拠地12連勝は、現在着用している復刻ユニホーム時代の1954年以来、56年ぶりとなった。巨人をとらえ、次は猛虎をつかまえにいく。

 ≪本拠地連勝でも“復刻ユニ”の時代に並んだ≫中日のセ60勝一番乗りは11度目。落合監督にとっては04年からの7年間で4度目の一番乗りになった。また、チームは7月19日の横浜戦からナゴヤDで12連勝となり、中日球場時代の54年に達成したチームの本拠地球場最多連勝記録に並んだ。

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2010年8月20日のニュース