要所で5番の仕事 松井秀 価値ある3点弾

[ 2010年8月20日 10:46 ]

レッドソックス戦の6回、3ランを放ち塁を回るエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス―レッドソックス】エンゼルスの松井秀が出場3試合ぶりの16号本塁打を放った。6回、1―1としてなお1死一、三塁でレッドソックスのベケットから右中間へ勝ち越し3ラン。敵地のファンの悲鳴とブーイングの中、ゆっくりとベースを一周した。

 エース右腕の投じた初球、内角低めの速球をきれいにさばくと、打球は勢いよく敵軍のブルペンに飛び込んだ。フェンウェイ・パークでは、これまで所属した2球団の本拠地以外で最多となる9本目の一発。昨年8月には2度の1試合2本塁打をボストンで記録しており「やっぱりプレーしやすい」との言葉通りの快打だった。
 チームは3連敗中でレッドソックスには今季9戦全敗と苦しんでいた。試合前に主砲のハンターの呼び掛けで選手ミーティングを行い、巻き返しへ結束しての試合。7回には押し出し四球も選び、要所で5番打者として価値ある仕事をこなした。

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2010年8月20日のニュース