すっぽ抜けた…シコースキー、痛恨の1球

[ 2010年8月20日 22:41 ]

 【西武4―5日本ハム】痛恨の失投だった。3点リードの九回2死一、二塁。西武のシコースキーは飯山を簡単に2球で追い込みながら、3球目のフォークボールが甘く入った。「いい所に投げようと思ったが、すっぽ抜けた。悔いが残る」。これが同点3ランとなり、逃げ切りに失敗した。

 西武は今季0勝3敗のダルビッシュから七回に4点を奪って逆転に成功。九回に守護神を投入して逃げ切るはずだった。シコースキーは今季47試合に登板して失点したのは7試合目だが、リードを追い付かれたのはこれが初めて。結局、延長十回に岡本篤がサヨナラ打を浴びて、つかみかけていた白星が目前で消えた。
 難敵のダルビッシュに黒星を付ける機会を逸し、継投に失敗してのサヨナラ負け。渡辺監督は「痛いことは痛い。相手の集中力が上回った」と悔しそうに話した。

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2010年8月20日のニュース