監督は任せてくれた オリックス 干された女房 逆転サヨナラ弾

[ 2010年7月1日 06:00 ]

<オ・楽>9回裏、無死二塁、右越えにサヨナラ2ランを放ち高々と手を上げるオリックス・日高

 【オリックス3―2楽天】土壇場で試合をひっくり返した。1―2の9回無死二塁からオリックス・日高が右越えに逆転サヨナラ本塁打。これ以上ない劇的な勝利でチームを5割復帰に導いた。

 「監督から“普通に打て”と…。まさか入るとは。感無量です」。そこまで3打席はすべて凡退。それでもバントのサインはなく、打たせてくれた指揮官の期待に結果で応えた。選手会長ながら4月には2軍に降格。リードの悪さを指摘され、投手崩壊が続くチームの責任を一身に負わされた。だから09年4月23日の西武戦(京セラドーム)以来、自身2度目のサヨナラ本塁打にも「打撃はいいんです。投手がよければ」。頼もしい女房役が帰ってきた。

 ▼オリックス・長谷川(広島からトレード移籍後初登板で5回1失点)5回しか投げられなかったけど、チームが勝って本当に良かった。

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2010年7月1日のニュース