大嶺 投球の幅広げ77日ぶり3勝目

[ 2010年7月1日 06:00 ]

<ロ・ソ>5回無死、本多の中前打の打球に食らいつくロッテ・大嶺

 【ロッテ7―3ソフトバンク】投球パターンを変えたロッテ先発・大嶺が復調を示した。これまでは直球とチェンジアップ中心の組み立てだったが、この試合は全107球中、直球46、スライダー31、チェンジアップ21、カーブ9。ソフトバンク打線を幻惑して6回3失点にまとめ、4月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来77日ぶりの3勝目を挙げるとともに、チームの連敗を4で止めた。

 「スライダーが特に良かった。ファームでしっかり投げた成果が出たし大きな収穫です」。2回までに3失点も、3回は先頭・多村をスライダーで空振り三振。2死一塁から松田もスライダーで空振り三振に仕留めて波に乗り、3試合連続2ケタ失点中だったチームの悪い流れを断ち切った。
 6月20日にイースタン・リーグの巨人戦(同)に先発して、制球に自信がなかったスライダーとカーブを多投。自信を取り戻し、通用する球種が増えたことで投球の幅が広がった。正捕手・里崎が欠場も、すべての球種をバランス良く使うタイプの的場とのコンビもうまくはまった。区切りのプロ10勝目でチームは2位再浮上。「これからたくさん勝てるように頑張ります」と胸を張った。

 ▼ロッテ・金泰均(5回に逆転の2点二塁打)勝利につながるヒットを打てて良かった。これで乗っていければいい。
 ▼ロッテ・的場(5回に本多の二盗を阻止。その裏、中前打で逆転の口火と攻守に大嶺を援護)何とか悪い流れを止めたかった。偏りのないリードを心掛けた。

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2010年7月1日のニュース