阿部 キングへ猛進!21戦14発で6月締め

[ 2010年7月1日 06:00 ]

<広・巨>4回表1死一塁、先制弾となる26号2ランを放つ巨人・阿部

 【巨人5―4広島】巨人の阿部慎之助捕手(31)は30日、広島戦の4回に26号の右越え先制2ラン。自身6月は14本目となるアーチを放った。月間16本塁打のプロ野球タイ記録を持つ阿部だが、月間14本以上を2度記録したのは史上3人目の快挙。同僚のラミレス、阪神・ブラゼルとともに本塁打王争いのトップに並んだ。チームも9回、敵失に乗じて逆転勝ち。広島相手に開幕から負けなしの8連勝となった。

【試合結果


 もう誰も阿部を止められない。4回にリーグトップタイの26号右越え先制2ラン。2試合連続アーチで21戦14発の驚異的なペースで6月を締めた。
 「勝ちにつながったのでもっとうれしい。一番は体調がいいこと。とにかく、勝てたことがうれしい」と胸を張った。
 4回1死一塁で初対戦の左腕・ソリアーノ。2ストライク2ボールから148キロ直球をカット。直後の外角低めに逃げるスライダーをとらえた。「すくい上げたような感じ。タイミングはちょっと抜かれたけどうまく反応できた」。速球が頭にあり120キロ台の緩い変化球に上体は前に泳がされたが、バットのヘッドと重心を後ろにギリギリまで残して一振り。右翼席に打球が吸い込まれると、ソリアーノが驚きの表情を浮かべたほどの技ありの1本だった。

続きを表示

2010年7月1日のニュース