25年大河「べらぼう」出演者に水野美紀、かたせ梨乃ら 蔦重の故郷・吉原で生きる花魁演じる

[ 2024年4月16日 11:00 ]

大河「べらぼう」の出演が決まった水野美紀
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 NHKは16日、俳優の横浜流星(27)が主演する2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」の新たな出演者6人を発表した。

 いね役を水野美紀、松の井役を久保田紗友、うつせみ役を小野花梨、志津山役を東野絢香、ちどり役を中島瑠菜、きく役をかたせ梨乃が演じる。久保田、小野、東野、中島は大河初出演。

 水野が演じるのは、元花魁で、遊女の“光と影”を知り尽くす、老舗妓楼の女将・いね。「信念を持って、そのアイデアと行動力で人脈を築き、成り上がって行く魅力的な主人公を、横浜流星さんが生き生きと演じる姿が脳裏に躍動して、撮影現場で蔦重に会えるのが今から楽しみでなりません。私は妓楼の女将を演じます。金勘定にシビアな一面が表立っていますが、この先、脚本が進んでキャラクターがさらに見えて来るのが楽しみです」と期待に胸を膨らませた。

 かたせは、行き場のない遊女たちを抱える“河岸見世”「二文字屋」の女将・きくを演じる。「時空を超えて、『菊川』、昔の名前で出ています。30数年前『吉原炎上』という映画の世界で大門の内で暮らすという擬似体験をして、私の中で眠っていた吉原の色と音が甦りました。酸いも甘いも知った女郎上がりの女がここで生きることを選んだ生き様を演じることが出来たら、と台本を握りしめております」と意欲を燃やした。

 放送中の「光る君へ」に続く、大河ドラマ第64作。江戸時代の版元で浮世絵師の喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎らを世に出したことで知られる“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の生涯を描く。紫式部を主人公とする「光る君へ」に続き、2作連続で合戦シーンはない、異色の大河となる。横浜はNHKドラマ初出演となり、脚本は17年の大河「おんな城主 直虎」を手掛けた森下佳子氏が担当する。

 主人公の蔦屋重三郎は江戸・吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れるも貸本屋から身を興し“江戸の出版王”となった人物。歌麿や北斎、山東京伝、曲亭馬琴、十返舎一九ら若き才能を見い出し、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いた。

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