広島の開幕先発陣6人目はアドゥワ!新井監督が指名 31日のDeNA戦抜てきは“右打者キラー”が決め手

[ 2024年3月22日 05:45 ]

広島・アドゥワ
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 広島・新井貴浩監督(47)が21日、開幕先発陣の6人目についてアドゥワ誠投手(25)の抜てきを明かした。開幕ローテーション入りは8年目で初めてで、31日のDeNAとの開幕第3戦での登板が決定。牧、宮崎、オースティンら強力な右打者が多いことからツーシームを武器とする投球術を買われ、黒原、玉村との三つ巴の争いを制した。

 開幕ローテーションが固まった。新井監督は激しいアピール合戦の末、6人目にアドゥワを指名した。

 「アドゥワに任したぞ、という形です」

 既に開幕投手に内定している九里に加えて床田、森下、大瀬良、ハッチまでが確定。残る1枠の争いはし烈だった。アドゥワは前回17日のDeNA戦で5回1失点、黒原も同日のウエスタン・リーグ、阪神戦で5回無失点、玉村も19日の西武戦で5回1失点。3人とも直近の登板で好結果を出した中、アドゥワが勝ち残った。

 「本当に横一線だった。DeNA打線というところを考えたときに、右の強力な打者がたくさんいる。アドゥワでいってもらおうと決めた」

 DeNAは昨季最多安打の牧、同首位打者の宮崎、長距離砲のオースティンら強力な右打者が並ぶことが予想される。アドゥワはオープン戦で対右打者に対して被打率・118。武器とするツーシームを軸とした投球が有効と認められた。

 アドゥワは21日にマツダスタジアムで投手指名練習に参加。大役に表情を引き締めた。

 「選ばれたからには、しっかりゲームをつくれるように投球をしたい。(回の)先頭打者を特に意識して抑えていきたい」

 20年秋の右肘手術を乗り越えて4年ぶりに1軍登板した昨季は14試合全て救援。先発すれば19年8月12日の巨人戦(マツダスタジアム)以来になる。今春は4年ぶりに1軍キャンプに参加。沖縄2次キャンプ途中からの先発挑戦が結実した。(長谷川 凡記)

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