ヌートバーらケガ人が少なくないカージナルス 編成本部長「パニックにならなくていい」

[ 2024年3月22日 12:24 ]

ヌートバー(AP)
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 28日(日本時間29日)にシーズンが開幕し、ロサンゼルスでドジャースと4連戦を戦うカージナルスだが、中軸選手にケガ人が少なくない。

 エースと期待されるソニー・グレイは右太もも裏を痛め、当初予定されていた開幕戦には投げられず、負傷者リストに入る可能性もある。ブルペンの軸となるケイナン・ミドルトンは前腕の張りでノースローとなった。中堅手のトミー・エドマンは10月の右手首の手術から復帰が遅れている。そして左翼手のラーズ・ヌートバーも左脇腹を痛め、回復してきてはいるが、開幕戦は難しい状態だ。

 カージナルスのジョン・モゼリアック編成本部長はスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のインタビューに応え、こういった主軸選手に復帰を急がせない方針を明かした。「本人にとっても、チームにとっても長期的に考えてどうかということが大事。しばしばキャンプのおしまいに近づくと、開幕から良い結果を出したいと思うものだが、シーズンは長い。開幕に間に合わないからと言ってパニックにならなくていい。急がせてセットバックがあっても良くない」と説明する。

 ヌートバーは通常の練習に戻れているが、開幕に出るには打席数が足りない。ブルペンでの投球練習に立ち合ってタイミングを合わせているが、復帰は4月上旬になるだろう。ヌートバーの代わりにアレク・バールソンかブレンダン・ドノバンがスタメン出場する予定。カージナルスは開幕から8日連続で試合があり、14日間で13試合もプレーしなければならないが、それでもケガ人を急がせるつもりはない。

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