【虎番リポート】憧れのダルさんに才木が聞きたいことは―― 質問に垣間見えたストイックさ

[ 2024年3月22日 05:15 ]

阪神・才木(撮影・岸 良祐)
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 甲子園室内での全体練習を終えた才木と雑談になった。先日、SNSの音声配信でパドレス・ダルビッシュが才木のことに触れる場面があり、本人が聞いていればうれしくなるような内容だった。

 「そうなんですか?それはうれしいですね」。面識はないものの、自身のインスタグラムをダルビッシュがフォローしてくれているそうだ。阪神に入団してからはダルビッシュがYouTubeで食事法などについて解説する動画もこまめにチェック。「ダルビッシュさんは食事は苦手と言っていて、自分も得意な方ではなかったので、間食の取り方とかを参考にしてました」と“ダル流”を踏襲して体重増に励んだ期間もあった。

 前日20日の韓国でのメジャー開幕戦に登板したように、ワールドクラスで活躍する姿はプロ8年目の25歳にとって憧れの存在。と同時に、自身と重なる長身で長い手足を操るアスリートとして羨望(せんぼう)のまなざしを送っている。

 「体の使い方とか器用さが凄いんだと思いますね。自分も扱える方だとは思いますけど、ダルビッシュさんは感性とか感覚がすごいんじゃないですかね。球種も凄く投げるし、変化球の本も出されていますよね。僕は変化球“カス”なんで…」

 今後、どこかで対面する可能性はゼロではないはず。そんな時、才木はダルビッシュに何を聞くのだろうか。「う~ん…何だろ。何聞こうかな」としばし考えた末に出した質問に“らしさ”があふれた。

 「私生活で野球につなげている部分、野球に影響させているものがあるかは気になりますね。普段からずっと気にしていると疲れるので、そこのさじ加減とか気になりますよね。37歳で今もメジャーのトップでやっている方なんで、絶対に普段からやっていることがあると思う」

 体の軸を無意識につくるトレーニングとして、自宅では片方の足で立って歯磨きするほど。改めて向上心の高さを感じた5分少々の雑談だった。

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