レイズ・上沢直之 マイナー選手に格の違い見せつけた 1本塁打も4連続含む7奪三振

[ 2024年3月22日 06:44 ]

オープン戦で好投後、メディア対応するレイズ上沢直之投手 (撮影・杉浦 大介通信員)
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 レイズとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーキャンプに参加している上沢直之投手(30)が21日(日本時間22日)、フロリダ州ポートシャーロットで行われたレッドソックスとのマイナーのオープン戦に先発。5回2/3を投げて2安打1失点7三振1四球1本塁打という好投を見せた。

 初回、左打ちの先頭打者に初球を狙われ、右越え本塁打される厳しいスタート。ただ、すぐに落ち着き、以降は16人連続でアウトという快投だった。速球、カーブ、改良中のスプリットが冴え、3回途中から4打者連続で三振を奪うなど、マイナーリーガーたちに格の違いを見せつけた。

 オープン戦最初の3登板で13失点と苦しんだ上沢だったが、15日(同16日)のオリオールズ戦では4回1失点と安定したのに続き、2試合連続の好投。28日(同29日)の開幕前にメジャー昇格を果たせるかが注目される。

 試合後の上沢との一問一答は以下の通り。

 ――最小失点に抑える良い投球だった
 「やりたいこともある程度できたんで、良かったかなと思います」

 ――ストライク先行していた
 「ストライクをたくさん投げるっていう目標で登板していた。とにかくストライクゾーンで勝負することを意識して投げていました」

 ――カーブなど変化球は?
 「全体的に、フォークもしっかり落ちていたし、数値的にもしっかり落ちていた。良かったかなと思います。あとはコースをしっかり投げられたらいいかなと思いますね」

 ――他球団から40人枠入りを打診され、レイズがそこで40人枠に入れなければ移籍が可能になるというオプションが23日(同24日)に設定されていると報道されている。チーム事情もあるが、レイズでやっていきたいという思いか?
 「代理人ともいろいろ話をしながら進めていかなければいけないので、僕の口からは今は明言はできないですけど、その時が来たらいろいろ代理人と話しながら決めようかなという感じですね」

 ――ここ2戦、制球力が向上している要因は?
 「投げ急がなくなったっていうのが一番の要因ですね。ゆっくり投げると言うか」

 ――前回話していた通り、気持ちの部分を変えた
 「そうですね、はい。ゆっくり投げてもピッチクロックは間に合うし、とにかく自分のタイミングを大事にして投げることを意識して投げるようにしてから少しずつ良くなってきたかなと思います」

 ――改善に取り組んできたフォークは?
 「練習で取り組んできたフォークが試合でもしっかり投げられている。継続して、あとは投げるコースが常にいいところに投げられるように。変化量はいいんで、そこのコントロールをしっかり練習したいと思っています」

 ――今日も数値はよかったのか?
 「みたいですね。逐一、イニングごとに落ちていたかどうかを聞いていた。数値的にはすごく良かったって、まあ空振りも取れていたし、あとはしっかり高いレベルの選手たちに通用するかが大事だと思うので、そこは次回の登板でしっかり試せたらいいなと思います」

 ――次はもう一戦、オープン戦の登板か?
 「まだわからないのでなんとも言えないです。はっきりは言われていないので、まだ何とも言えないですね」

 ――日本ハム時代から親交があった水原一平元通訳が違法賭博への関与で解雇されるというショッキングなニュースがあったが?
 「僕の口から特に何か言うことはないかなと思います。びっくりしたのは、びっくりしました。人生いろいろあると思う」

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