日本ハム・栗山CBOが選抜を視察　新基準バットに「思った以上に打球が飛ばない」

第96回選抜高校野球大会第5日 （ 2024年3月22日    甲子園 ）

＜センバツ第5日目　神村学園・作新学院＞視察に訪れた栗山CBO（撮影・大城　有生希）
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　日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー（CBO＝62）が、甲子園で大会5日目の3試合を視察した。

　新基準バットでの試合を生で見て「テレビでも試合は見ていたけど、球場で見ると思った以上に打球が飛ばない。打球速度も遅くなったと感じる」と分析。飛距離が出ないことで長打が減り「一人（の長打）で点を取るのではなく、走者を動かしながらみんなで何とか1点を取る。きめ細かさなど、野球が持つ本質的なものが要求されることで前に進むと思う」と高校野球が変わっていくことを予見した。

　「壁があればあるほど進化するもので、これからどう前に進めるかが大事になってくる」

　今後の進化に期待しながら、球児たちのプレーを熱心に見つめていた。