カープ&スポニチの異色コラボは大盛況!! マツダで元学生力士の長谷川記者監修「塩ちゃんこ」提供

[ 2024年3月18日 05:45 ]

<広・D>来場者にちゃんこを渡す長谷川記者(中央)(撮影・奥 調)
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 広島とスポニチの共同企画「塩ちゃんこ鍋お披露目会」が17日、マツダスタジアム内の「どうぶつ広場」で初開催された。本紙広島担当・長谷川凡記記者(29)が立命大相撲部時代に実際に作っていた「塩ちゃんこ鍋」を300食限定で来場者に提供。球団関係者による寄せ太鼓の生パフォーマンスのほか、力士のぼりをイメージした赤ヘル戦士のぼりがイベントに色を添えた。

 午前11時の開場と同時にマツダスタジアム右翼側コンコースの「どうぶつ広場」には大勢の人が詰めかけた。球団と初のコラボイベントの目玉でもある長谷川記者監修の「塩ちゃんこ鍋」を求め、長蛇の列ができた。

 混雑を避けるため、開場後に配布された整理券はわずか10分で配布が終了。当初は午前11時30分ごろからの提供開始を予定していたが、列の長さが50メートルにも延びたため、提供時間を15分ほど前倒しして、ちゃんこ鍋が振る舞われた。

 長谷川記者は午前8時に球場入りして準備を開始。3人の調理人とともに午前9時30分ごろから「塩ちゃんこ鍋」を作り始めた。鶏肉でだしを取り、ニンジン、シイタケ、白菜、鶏つみれなど、豊富な具材を使用。自慢の一品が完成したのは午前11時ごろだった。実際に「塩ちゃんこ鍋」を食した方からは同記者の公式X(旧ツイッター)のアカウントに反響のコメントが届いた。

 『こーてら』さんは「具だくさんで塩だしとごま油がベストマッチでした」との感想を寄せると、『ムモン』さんは「ちゃんこ鍋を食べたことなくて、絶対食べたかったから食べられてよかった。おいしかった」と大好評だった。

 また、会場は大相撲の本場所のような雰囲気が漂っていた。寄せ太鼓の生パフォーマンスのほか、力士のぼりをイメージした色鮮やかなカープ戦士のぼりが並び、ちゃんこ鍋を食べながら、写真を撮る人の姿も多く見られた。

 同企画の発端は今年2月の宮崎・日南キャンプで松田元(はじめ)オーナーと同記者の雑談だった。「相撲をやってたということは、ちゃんこ鍋は作れるのか?」と聞かれ、同記者が「何味でもできます」と即答したことで計画に移された。球団職員、選手への試食会を経て、発案から約1カ月でついに実現。野球とちゃんこ鍋――。異色のコラボイベントは予想以上の大盛況に終わった。

 【広島担当・長谷川 凡記】“史上初”のイベントが無事に終わり、ホッとしました。ありがたいことに大盛況で、協力していただいた多くの方々、記者が作った「ちゃんこ鍋」を食べてくださった方々には感謝の言葉しかありません。

 3月上旬の試食会で、「お金を出してもいいぐらいおいしい」と絶賛してくれた田中広輔選手には、試合後の取材でいきなり「ちゃんこはうまくいった?」と逆質問され「おかげさまでうまくいきました」と報告。「良かったね」と優しい言葉をかけてもらいました。同じく実際に食べていただいた秋山選手には「今日試合は見てました?一番忙しかったでしょ。僕らより忙しかったでしょう」と笑いを交えてねぎらってもらいました。

 この企画のきっかけをいただいた松田元オーナーにも「良かったよ。次はしょうゆ味だな」と言っていただきました。第2弾があれば、いつでも“再登板”します。

 ◇長谷川 凡記(はせがわ・ひろき)1994年(平6)11月1日生まれ、名古屋市出身の29歳。稲永小2年からリージョンスポーツクラブで相撲を始める。愛工大名電高では3年連続インターハイ、国体に出場。最高成績は全国ベスト16。立命大では副主将を務める。大相撲で活躍する幕内・宇良、阿武咲、北勝富士らと対戦経験あり。現在は広島担当2年目。1メートル75、135キロ。

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