阪神・岡田監督、本気モードでも勝てず 実らぬリクエスト&盗塁サイン、OP戦で中日に3敗は18年以来

[ 2024年3月18日 05:15 ]

オープン戦   阪神0-4中日 ( 2024年3月17日    バンテリンD )

<中・神>5回、高寺の二盗失敗でリクエストを要求する岡田監督(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 中日との3連戦は2敗1分けに終わった。以前に岡田監督は15日から開幕へ向けてサインの解禁など本番モードで臨むことを示唆。しかし昨季最下位の中日に2月25日の一戦も含めて今春オープン戦はカード3敗目だ。オープン戦で中日に3敗を喫するのは18年(4敗)以来となった。

 ただ、随所に“本番”を感じさせるタクトはあった。昨季も苦戦したメヒアと対峙(たいじ)した3回2死一塁では中前打で出塁した一塁走者・近本が初球にスタートを切って二盗に成功。試合後、近本も「初球からサインが出ていたので」と明かした。

 さらに5回無死一塁でもオープン戦初先発の一塁走者・高寺が二盗に失敗も際どいタッチプレーだったため、球審にリクエストを要求。判定は「アウト」のままで覆らずも、メヒア攻略へ再三、機動力を駆使した。

 ここまで1勝11敗1分けと大きく負け越している。オープン戦も残り5試合。29日の開幕へ指揮官の采配も鋭さを増していく。(遠藤 礼)

 《全項目でワースト更新も?》
 ○…阪神のオープン戦11敗目は19年の11敗(5勝1分け)以来5年ぶり。残り5試合で1勝11敗1分けの勝率.083とし、借金10到達は18年終了時点の10(2勝12敗2分け)以来6年ぶり。なお2リーグ制以降、阪神のオープン戦勝敗成績の各項目ワーストは
勝利=2(18年)
敗戦=14(00年)
勝率=.143(18年)
借金=10(18年)
 今回すべてを更新する可能性も出てきた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月18日のニュース