日本ハム・郡司 人生初三重殺のち雪辱オープン戦初マルチ「引きずりそうになりましたけど、切り替えて」

[ 2024年3月18日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム1―5巨人 ( 2024年3月17日    エスコンF )

<日・巨>4回、安打を放つ郡司(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの郡司裕也捕手(26)が、人生初の三重殺とオープン戦初マルチをマークした。17日の巨人戦に「3番・三塁」で先発出場。初回無死一、二塁で三重殺となる三ゴロに倒れるも、気持ちを切り替えた2、3打席目に安打を記録した。今オープン戦も10打席無安打からスタートするも、開幕を前に復調の兆しを見せてきた。

 人生初の屈辱。郡司は後悔の念にさいなまれていた。初回無死一、二塁で三ゴロに打ち取られ、人生初の三重殺を経験。「追い込まれていたのでそういう(逆方向の)意識ではあったが、フォークを良いところに落とされてしまって。本当に嫌ですね」。だが、決して下を向かない。挽回の一打は、まずは4回だった。

 無死一塁で迎えた2打席目。巨人先発・赤星のグラブをはじく中前打を放ち、6回先頭では2番手・横川から左前打とオープン戦初のマルチ安打をマーク。「もう(三重殺を)引きずったら終わりだなと思って。めちゃくちゃ引きずりそうになりましたけど、切り替えて頑張りました」と、どん底から気を吐いた。

 今オープン戦も開幕から3試合で快音が響かず、10打席連続無安打からスタート。それでも3日の阪神戦で待望の初安打を放つと、徐々に状態も上がってきた。「オープン戦の結果は総じて良くはないが、開幕に向けてだんだん上がってきたかなという感じは少しありますね」と、完全復調への手応えを口にした。

 まさに「雨のち晴れ」を体現したが、郡司は言う。「まだちょっと雲がかかっているような感じですけど、快晴になるように頑張りたい」。雲一つない晴天で開幕に向かう。(清藤 駿太)

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