前年度ナ・リーグ優勝監督が嘆き「最高の選手はもうこれ以上ナ・リーグ西地区に来ないで欲しい」

ワールドシリーズ第1戦前、フィールドで取材に応じたダイヤモンドバックスのロブロ監督（撮影・杉浦　大介通信員）
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　USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督がパドレスがディラン・シース投手を獲得したと聞いて「最高の選手はもうこれ以上ナ・リーグ西地区に来ないで欲しい」と嘆いたと報じている。

　昨季ポストシーズンを勝ち進みワールドシリーズに進出したダイヤモンドバックスは、この成功を維持しようと、オフに1億3650万ドル（約203億円）の補強を敢行した。ところがドジャースはそれをはるかに上回る10億870万ドル（約1620億円）を投資し、ジャイアンツも2億6125万ドル（約389億円）をつぎこみ、スターをかき集めた。

　パドレスは資金難でFA市場では思うほどの成果を残せなかったが、代わりにトレードでヤンキースからマイケル・キング、ホワイトソックスからシースとトップクラスの先発投手を補強。ライバル球団にトップクラスの選手が更に増え、「もうこれ以上来ないで欲しい」となっている。MLBで最強の地区と言えば、長年ア・リーグ東地区だったが、ひょっとしたら今年はナ・リーグ西地区なのかもしれない。