ソフトB山川　古巣ファンから連日のブーイングにもめげない適時打2本　きっちり4番の仕事を果たした

オープン戦   ソフトバンク9－3西武 （ 2024年3月17日    ペイペイD ）

＜ソ・西＞5回、適時打を放つ山川（撮影・岡田　丈靖）
Photo By スポニチ

　チャンスできっちりと走者を還した。ソフトバンクの山川が4番でスタメン出場した17日の古巣・西武戦で2本のタイムリーを放った。

　初回、1死三塁のチャンスで松本の3ボールからの甘く入ったカットボールを捉えて左前へ。さらに5回にも1死三塁の場面で、2ボール2ストライクからの低めのカットボールをうまく中前に運んだ。

　5回の打席を振り返り、「タイミングがずれた中でうまく拾うことができました。チャンスを生かすことができて良かったです」とコメント。小久保監督は「山川がああいう軽打ができるのも分かりましたし。打線はいいものが出た試合だったのかなと思います」と評価した。

　オープン戦とはいえ昨季まで在籍した西武との対戦。前日の同カードは3打数無安打2三振に終わり、古巣のファンからブーイングを浴びた。この日も試合前のオーダー発表で「4番・DH」とコールされるとブーイングが上がった。

　前日の試合後は「ずっとされるんだろうなとは思ってます」と口にしつつ「次は打てるように頑張りたい」としっかりと前を向いていた。この日は2打数2安打2打点1四球の活躍。見事に4番の仕事を果たした。