阪神・佐藤輝、前日スタメン落ちに発奮の3安打!「しっかり打撃フォーム見直した」リセット効果すぐに出た

[ 2024年3月18日 05:15 ]

オープン戦   阪神0-4中日 ( 2024年3月17日    バンテリンD )

<中・神>2回、佐藤輝は二塁打を放つ(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・佐藤輝がオープン戦初のマルチ安打を放った。2回1死ではフルカウントからメヒアの150キロ真っすぐを中越え二塁打。外角球に力負けせず完璧に打ち返した。

 「オープン戦でも結果を出すためにやっているので、ホッとするというか、良かったんじゃないですか」

 4回はチェンジアップを右飛も、2打数1安打。昨季チームが3度対戦して一度も土を付けられなかった難敵右腕に対して昨季は6打数2安打だったが、今年も苦にはしていない。開幕5カード目の4月12日からの3連戦(バンテリンドーム)、同19日からの3連戦(甲子園)と早々と2度対戦する可能性が高く、今年も頼もしい。

 6回無死一、二塁では代わった2番手の田島から強烈なピッチャー返しをお見舞いしての中前打。3球続いたシンカー(ファウル、空振り、ボール見逃し)の後のカウント1―2からの141キロ直球に反応した。8回にも斎藤から左前打して今春初の3安打。安打の3本すべてが直球を仕留めたものだった。

 「しっかりと打撃フォームを見直して臨みました。見直さないとというか、何カ所かここというのはありますけど。打撃は必ず崩れてくる。毎日、同じ感じではないので」

 前日16日の中日戦では実に3年ぶりのオープン戦欠場だった。ベンチから9イニングを見届け、冷静に戦況を見つめた。わずか一日だったとはいえ、一度リセットした効果は決して小さくはなかった。

 開幕戦となる3月29日の巨人戦(東京ドーム)まで、2週間を切った。オープン戦はあと5試合。「しっかり打撃フォームを確認しながら、いい当たりを打てるようにがんばります」。佐藤輝にとって4度目の開幕が近づいている。(畑野 理之)

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