巨人1位・浅野“ドラゴンボール” 弾力性に富む戦闘力を原監督が絶賛「ピチピチしてる印象」

[ 2023年1月15日 04:45 ]

キャッチボールする浅野(撮影・尾崎 有希)
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 巨人・原監督が、川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレを視察。ドラフト1位・浅野(高松商)の動きを見た感想を問われると、独特の表現に期待を込めた。

 原監督 非常にもう、ピチピチしてる。若鮎(あゆ)のごとくね。我々の時代、スーパーボールってあった。ドラゴンボールのような。ドラゴンボールとスーパーボールは全然違うけど(笑い)。そういう印象ですね。デレッとしてない。

 スーパーボールのように弾力性に富む身体能力を指したのか。漫画「ドラゴンボール」のように、1メートル71の小柄なヒーローがプロの世界でライバルたちとの戦いを制し、夢をかなえることをイメージしたのか。きっと、両方だろう。指揮官の発言を伝え聞いた18歳も、自らをボールに例えて応じた。

 浅野 まだちょっと体も硬くて、まだ硬いボールだと思うので、もうちょっと体を柔らかくして、もうちょっとバネのある柔らかいボールになれたらいいかなと思います。

 原監督は練習前、14人の新人選手に訓示した。「小さなことは気にする必要なく、大きな選手に育つように我々は全力でサポートします。デー・バイ・デー(一日ずつ)。今日より明日、の気持ちで頑張ってください」。日々の「修業」を重ね、浅野が大きな飛躍を遂げる。(川島 毅洋)

 ≪近年の巨人選手の愛称≫☆ゴジラ=松井秀喜 星稜3年時、下半身の大きさや体の割に歯が小さいなどのイメージから、新聞紙上で名付けられる。プロ入り後も「ゴジラ」の愛称が定着した。

 ☆ウルフ=高橋由伸 プロ2年目の99年4月20日の広島戦で2本塁打。試合後、長嶋監督が「見事だったね、ウルフ高橋の一発は」と発言したことで愛称が決まった。

 ☆ビッグベビー=岡本和真 原監督が19年に不振の岡本和を4番から6番に降格。「ビッグベビーが(精神的に)困っているから少し助けてあげよう」と説明。復調後に「もうビッグベビーとは言えない」としたが、そのまま浸透して関連グッズも登場した。

 ≪チャラヘッチャラ「強さ大事」初メンタル研修≫新人合同自主トレ後、ジャイアンツ寮でメンタル研修が行われた。目標設定の大切さなどの講座を約1時間受講した浅野は、メンタルトレは「初めて」とし「何万人もいる中でプレーするのでメンタルの強さは大事」と真剣そのもの。ドラフト2位の萩尾(慶大)は「143試合戦っていく準備を、自分で逆算してキャンプに臨みたい」と話した。

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