阪神・中野 WBC侍入り内定 セカンドもショートもできる強み 栗山監督も高評価

[ 2023年1月15日 05:15 ]

昨年11月10日、オーストラリア戦で9回に安打を放った侍ジャパンの中野(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 阪神・中野が、今年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパン最終メンバーに内定した。走攻守三拍子そろい、二遊間の両ポジションをそつなくこなす中野を、侍ジャパンの栗山監督も高評価。本大会入りに白羽の矢が立った。

 今季からは岡田監督の意向で二塁にコンバートされる予定だが、プロ入り後から昨季までの2年間は遊撃を主戦場としてきた。侍ジャパンに初選出された昨秋の強化試合4試合では遊撃で2試合、そして二塁でも2試合に出場。栗山監督からも「(本職とは)違うポジションでスタメンからいけるなら、スピードを生かせる選手が欲しいというのがある。中野選手もセカンド大丈夫そうというのは確認できた」と評価されていた。遊撃では西武・源田のメンバー入りが先行発表されており、二塁はヤクルト・山田と一塁もこなすDeNA・牧の選出が内定済み。世界一奪還を目指して集結するドリームチームの一員に、猛虎の俊足も名を連ねることになる。

 強化試合期間中から「1つのポジションだと、どうしても出られる確率も低くなってくるし、いろんな複数ポジションをできればもっと試合に出られるチャンスも広がってくると思うので。いい経験ができている」と話していた中野。チームに帰還してからも「国際大会に出たいという気持ちは一層、強まりました」と意欲を示していた。すでに侍入りが内定している湯浅とともに、阪神勢では前回17年大会の藤浪に続いて、WBCの舞台に降り立つことになる。

 《早くも“世界一”に》一足早く“世界一”になった。14日放送のTBS系「ジョブチューンSP プロ野球ぶっちゃけ祭り」に出演し、オリックス・紅林との共同作業でキャッチボールのギネス世界記録に並んだ。10メートルの距離で1分間に何回ボールを捕球できるかを測定する競技に挑戦。1分間をミスなくこなし昨年、西武・源田とソフトバンク・三森が記録した53回を上回る55回を記録した。現在の記録を保持していた米国のアマチュアペアと並び、タイ記録に認定。「やっている最中も足が震えていました」と笑顔を浮かべた。

続きを表示

2023年1月15日のニュース