オリックス・杉本　師匠楽天・浅村とタイトル争いだ「参考になることばかり」右方向弾量産で誓う30発

沖縄での自主トレを公開し、楽天・浅村（左）と満面の笑みで昇天ポーズを決めるオリックス・杉本
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　オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手（31）が14日、沖縄県内で楽天・浅村らと行っている合同自主トレを公開した。杉本がお願いして浅村への“弟子入り”が実現。フリー打撃中にはアドバイスも受け、充実した表情で聞き入った。

　「浅村さんは逆方向の打球がすごく飛ぶし、インコースもきれいに回る。四球もたくさん取れる。そういうところを盗みたい。下半身の使い方とか、いろいろ教えてもらい、すごく参考になることばかり。来てよかった」

　浅村を師匠に選んだ理由の一つは右方向へ本塁打を打つ技術を学ぶためだった。浅村が昨年放った27本塁打のうち右方向は13本。一方、杉本は15本中わずか1本で、本塁打王を獲得した一昨年の32本中9本から激減した。今季は吉田が抜け、西武から移籍した森とともに大きな期待がかかるだけに、ぜひとも習得したい技術だ。

　グラウンドではノルマの30本塁打をクリアし、“師弟”でのタイトル争いも誓った。

　「今は実力的には格下だが、浅村さんと争っていければチームも勝てると思うので、争えるようにしたい」

　規格外のパワーに「浅村打法」が加われば、まさに鬼に金棒、ラオウに黒王号（ラオウの愛馬）だ。合同自主トレは20日過ぎまで参加予定。師匠から多くを吸収し、「悔いなし」の仕上げでキャンプに備える。（中澤　智晴）