トヨタ自動車・藤原監督　昨秋の日本選手権に続き、目指すは7年ぶり2度目の都市対抗V「現状維持は退化」

トヨタ自動車・藤原航平監督　

　社会人野球のトヨタ自動車・藤原航平監督が、今夏の都市対抗Vに照準を定めた。

　「7月25日の決勝戦に向けて、ステップアップしていく。選手権は自信になりましたが、慢心している選手は一人もいません。現状維持は退化だと思っている。いろいろなチャレンジをしていきたい」

　昨秋の日本選手権では5試合でわずか4失点。バッテリーを中心とした伝統の守備力を遺憾なく発揮し、4大会ぶり6度目の優勝に輝いた。攻守にバランスの取れた戦力は今季も健在。ただ、指揮を執る藤原監督を筆頭に、より高みを目指せるのが強さの源でもある。

　「まず、東京ドームで優勝することを第一に考えてチームづくりを進めていく。投手陣に求めるのは連投に耐えうるタフさ。走塁では0・1秒への意識をさらに高める取り組みをしていきます」

　目指すは16年以来7年ぶり2度目となる黒獅子旗。冴え渡るタクトで、チームを再び頂点へと導く。