DeNA、京田トレード獲得の思惑とは 内野陣の補強急務

[ 2022年11月18日 12:05 ]

中日の京田(左)とDeNAの砂田
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 DeNAは、10月16日に経験豊富な8年目の倉本寿彦、同じく8年目の山下幸輝、同31日に3年目の田部隼人と3人の内野手に、戦力外通告した。

 そのことで、内野陣の補強が急務となった。特に遊撃手は、俊足巧打の3年目・森敬斗、ともに好守の17年目の大和、7年目の柴田竜拓がそろうが、3人の中で今季の最多出場試合数は柴田の96で、100試合以上出場に届いた遊撃手はいなかった。

 チームは現在、秋季トレーニングで森の正遊撃手化をはかり守備力徹底強化に取り組ませているが、荒削りな面は否めない。遊撃が守れる京田が加入することで、来季は今季以上に「どの遊撃手が出場してもシーズンを通して安定感がある戦い」を目指すものと見られる。

 一方で二塁は、牧秀悟が絶対的存在。バックアップには、ベテランの藤田一也が控える。とはいえ、40歳の藤田は強力なバックアップメンバーとはなりえない。

 15日には、育成契約でロッテから戦力外通告を受けた西巻賢二内野手を獲得したが、早急な補強ではないため、京田には二塁手(今季二塁手で1試合出場)としての出場も期待される。もちろん、新人王も獲得した京田の存在が、内野手の競争激化につながることにも、期待大だ。

 DeNAは救援陣、捕手陣の補強も急務とあり、今オフの内野手陣の補強は今回で最後と思われる。(大木 穂高)

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2022年11月18日のニュース