中日―DeNAで今オフ6件目のトレード成立 移籍活発化に見る流れ 「現役ドラフト」と関連性あるのか

[ 2022年11月18日 14:37 ]

プロ野球ドラフト会議の会場風景。現役ドラフトは非公開で開催される
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 中日・京田陽太内野手(28)とDeNA・砂田毅樹投手(27)の1対1の交換トレードが18日、両球団から発表された。

 京田は16年ドラフト2位で日大から中日に入団。1年目から堅実な守備を武器に遊撃のレギュラーを獲得するなど活躍して新人王を獲得し、その後はチームの中心選手に成長した。不動の遊撃手として貢献し、20年からは選手会長も務めた選手だけに、トレードの一報にはファンの衝撃も大きかったようで、ツイッターでは「京田トレード」「血の入れ替え」「立浪監督」「京田放出」「中日さん」「中日大丈夫」など続々とトレンド入りした。その中に「現役ドラフト」もあった。

 現役ドラフトとは、移籍の活性化を目的として今年初めて開催されるもので、12月9日に予定されている。対象選手数は契約保留選手名簿に記載された選手の中から、各球団が任意に選択した2人以上。外国人選手や複数年契約選手、FA資格選手や育成契約選手などは対象から除外され、年俸が5000万円以上の選手も除外。ただし、1人に限り、年俸が5000万円以上1億円未満の選手を対象とすることができる。また、前年の年度連盟選手権(日本シリーズ)試合終了の日の翌日以降において、トレードなどで選手契約の譲渡により獲得した選手も、除外対象となる。

 現役ドラフトに出すならば、より自軍の補強ポイントを埋められるトレードで――、もしくは狙っている他球団の選手を現役ドラフトで出される前にトレードで――、との思惑が働くのだろうか。今オフのトレードは、今回で6件目(1件は無償トレード)。例年に比べると、若干動きが活発化しているように見える。

 ツイッター上では「欲しい選手が現役ドラフトで出されて他球団に取られてしまうなら、トレードで先にゲットしちゃえって考えをTwitterで見て、なるほどなーって思った」「トレード多いなぁ。現役ドラフト絡みかなぁ。トレード選手は対象外だし、まぁ結局、活発化に繋がった」「砂田,現役ドラフトも普通にあると思ったけど何故か京田交換要員になったのデカすぎる」「現役ドラフト制度導入で起きたこと 現役ドラフトが始まる前に意中の欲しい選手をトレード獲得したいからトレードが頻発」など、ファンが意見を語り合っている。

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