大谷翔平に1位票投じたエンゼルス番記者 「同じ統計に基づいて選手を測定する必要がある」

[ 2022年11月18日 11:31 ]

MLBネットワークのMVP発表にオンラインで登場した大谷
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 大リーグ機構(MLB)は今季の両リーグMVPを発表し、アはリーグ新記録の最多62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が選出された。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は次点だった。

 MVPはメジャー球団各本拠地から選ばれた全米野球記者協会2人ずつ、計30人の会員がレギュラーシーズン終了時に投票し、ア、ナ両リーグから各1人を選出。投票は10人連記で1位は14点、2位は9点、3位以下は1点ずつ下がって10位は1点となり、合計点で決める。大谷は1位が2票、2位が28票で280点。反対にジャッジは1位が28票、2位が2票で410点だった。

 大谷に1位票を投じた米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者が投票理由を同サイトに掲載した。両者を「オレンジとアップルのようなもの」として比較対象ではないと指摘。「同じ基準を用いて、1つの賞について比較することは難しく、満足のいくものにはならない。さらに、それを行う正しい方法はない」と記した。

 そのうえで「毎年、MVPの候補者を解析するには、同じ統計に基づいて選手を測定する必要がある」と主張。大谷が前例のない、規格外の存在だからこそ、新たな指標の必要性も挙げた。

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2022年11月18日のニュース