広島 黒田博樹氏の球団アドバイザー就任を発表「経験をチームに還元していければ」新井監督をサポート!

[ 2022年11月18日 11:28 ]

2016年、4月26日のヤクルト戦で通算2000安打を達成し、黒田博樹投手(右)から花束を贈られる新井貴浩内野手
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 広島は18日、OBで日米通算203勝を挙げた黒田博樹氏(47)が球団アドバイザーに就任すると発表した。

 黒田氏は「この度カープ球団からお話をいただき、私自身できる範囲でアドバイザーという形でサポートさせていただくことになりました。自分なりのペースや距離感を持ちつつ、今まで経験してきたことを微力ながらチームに還元していければと思っております」との談話を発表した。

 新井貴浩新監督をサポートする、これ以上ないカープ戦士が帰ってきた。同監督と黒田氏はともに広島入団で、ともに移籍を経験しながらも2015年に同時に広島に戻ってきたレジェンド2人。黒田氏は2016年限りで現役を引退したが、その魂を引き継ぎ、チームは16~18年まで3連覇。新井監督も受け継いだ一人だ。

 2016年4月2日の巨人戦で、黒田氏は120球の熱投で4安打完封勝利。40代での完封勝利は史上8人目という快挙でもあった。同年4月26日のヤクルト戦で、新井氏は2000安打を達成。ベテラン2人の活躍に刺激されてチームも快進撃を続け、その年は見事に25年ぶりのリーグ優勝を果たした。投手、野手のリーダーとして2人がまとめたことがチーム一丸を呼んだだけに、V奪還を狙う広島にとって力強いタッグ再結成となる。

 新井監督は就任会見で背番号を問われた際に「球団の方に背番号は何番がいいかと聞かれたので、15番をください、と言ったのですが」と話し、会見場を爆笑で包んだ。さらに「鈴木さん(球団本部長)に“本人に言ってくれ”と言われましたが、私、直には怖くて言えないので、まだ何番か決まっていません」と付け加えてさらに爆笑。広島の15番は黒田氏が2016年に引退するまで背負い、今は永久欠番となった伝説の番号で、新井監督らしいユーモアある回答で笑いを誘った。今回も2人のやり取りで、チームは明るく盛り上がりそうだ。

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