堂々名乗り!阪神ドラ6富田 岡田“初陣”2・11登板志願「監督に気に入ってもらえれば」

[ 2022年11月18日 05:15 ]

仮契約を終えて意気込む三菱自動車岡崎・富田(阪神タイガース提供)
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 阪神からドラフト6位指名された三菱自動車岡崎・富田蓮投手(21)が17日、名古屋市内で入団交渉に臨み、契約金3500万円、年俸750万円で仮契約を結んだ。終了後、来春キャンプ初実戦となる紅白戦での登板に、早くも名乗りをあげた。

 「そこがアピールの場だと思っている。自分のスタイルをしっかり見せ、岡田監督に気に入ってもらえれば」

 2月11、12日に予定される紅白戦は、1、2軍合同の12回制の実戦で、岡田監督が戦力を見極める場となる。10月に開催されたU23W杯で日本代表の一員として世界一&最優秀投手に輝いた左腕は、そこで直球を売り込む考えだ。三菱自動車岡崎の先輩でもあり、5学年年上の中野に「自分の真っすぐが通用するのか再確認したい。真っすぐ勝負で打ち取れたら」と青写真を描いた。

 最速147キロの直球は球速以上に切れがあると評判。それを裏付けるように、過去の計測で1分間あたりの回転数が2480回転だったことを明かした。回転数は球の伸びに関係するとされている。

 米大リーグ公式サイトの今季の平均回転数ランキングで、261人中18番目に当たる。数字上では上位クラスのダルビッシュの2420回転も上回った。担当の筒井スカウトも「おもしろいものを持っているんじゃないか」と直球にほれ込む。

 21歳の左腕にすれば、「1年目から10勝」を実現するためにも、初陣を重視する。“ダルビッシュ超え”のスピンが利いた直球で、岡田監督のハートを速攻で射止める。(倉世古 洋平)

 ◇富田 蓮(とみだ・れん)2001年(平13)9月6日生まれ、岐阜県養老町出身の21歳。6歳の時に広幡クラブで野球を始める。養老東部中では大垣ボーイズに所属して外野手。大垣商では1年秋から投手でベンチ入り。2年夏は岐阜大会決勝で敗退。3年夏は県4強。三菱自動車岡崎では22年に都市対抗出場。今秋のU―23W杯では最優秀投手賞&ベストナインで優勝に貢献。1メートル75、79キロ。左投げ左打ち。

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