阪神・青柳「開幕投手&15勝」公約再チャレンジ 地元横浜の児童に誓った

[ 2022年11月18日 05:15 ]

児童がスロープに作った花道を笑顔で歩く青柳(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 阪神・青柳晃洋投手(28)が17日、社会貢献活動の一環で地元の神奈川県横浜市鶴見区の岸谷小、上寺尾小を訪問し、本などの寄贈を行った。児童とはキャッチボールや講演会などで交流した後、来季は公約達成に再挑戦することを宣言した。昨オフは「開幕投手」、「初の15勝」、「2年連続最多勝」の目標を掲げたが、開幕投手と15勝は果たせなかった。プロ8年目の来季はすべてを達成し、凱旋する決意だ。

 青柳は地元の2校の小学校を訪れ、130万円相当の本や物品を寄贈した。その後、夢の大切さや挫折時の心構えなどをテーマに講演。約30分間にわたって熱いメッセージを届けた。ただ、それだけでは終わらなかった。子どもたちとの約束として自らの目標達成を誓った。

 「達成できるまで頑張り続けるというのは子どもたちにも言いましたし、15勝が無理だと言ったら、それで終わり。挑戦していきたいですし、僕は来年、開幕投手という目標もあるので、そこに向けても頑張りたい」

 昨オフには「開幕投手」、「初の15勝」、「2年連続最多勝」の目標を掲げるも、今季は開幕直前の3月17日に新型コロナウイルス陽性が判明。開幕投手に内定しながら、大役を務めることができなかった。初登板は開幕から3週間後の4月15日の巨人戦。今季は13勝を挙げたとはいえ、離脱がなければ、目標の15勝も十分達成可能だった。だが、掲げた目標を果たせなかったからといって、諦めはしない。公約の再チャレンジを宣言した。

 「夢は諦めたらそこで終わる。うまくいかないことがあっても、自分で限界をつくってはいけない」

 今季は球団投手では村山実以来の2年連続最多勝を獲得した。来季15勝達成となれば、球団史上初の3年連続最多勝のタイトルも見えてくる。「3冠(勝利、防御率、最高勝率)を獲りましたけど、満足していない。パ・リーグには5冠を獲った山本由伸という投手がいるので、獲れるものは全部獲りたい」。青柳の夢は果てしなく大きかった。(長谷川 凡記)

続きを表示

2022年11月18日のニュース