広島・秋山 リハビリキャンプで“家族の絆”深める「いろいろなことを共有する機会にしたい」

[ 2022年11月18日 05:00 ]

大分・湯布院に入った大瀬良(前列中央)秋山(後列右から2人目)ら(撮影・河合 洋介)
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 広島の会沢翼捕手(34)、大瀬良大地投手(31)ら11選手が17日、リハビリキャンプのため大分・湯布院に入った。初参加となる秋山翔吾外野手(34)は、ナインとの考えを共有する有意義な5日間にすることを思い描いた。チームとしては19年以来3年ぶりの訪問となった湯布院で、主力がひと足先に「家族」の結束力を高める。

 今年6月に途中加入した秋山にとっては、他の選手以上に有意義な時間となりそうだ。「多くの時間を共有できるようなので、いろいろなことを共有する機会にしたい」。初めて訪れた温泉地でナインの思いを知り、自身の考えを伝える機会にしようと思い描いている。

 球団恒例の湯布院キャンプは、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となった。メディカルチェックなど体の状態を整えることに加え、寝食をともにして選手同士の交流を深める場でもある。秋山は、入団後も感染対策などからコミュニケーションの機会が限られてきた。栗林、坂倉らの若手や年上の松山も参加する今回は、貴重な時間となるに違いない。

 「会話をすることで何かヒントを得られればいいし、僕も伝えられれば…と思う。球場で(会話する)時間が足りないことも多いので、(オフ期間は)気付けなかったことに気付けるかもしれない」

 日南秋季キャンプでは新井監督がチームを「家族」と表現。その訓示を残留組の秋山は、メディアを通して確認した。「(家族は)助け合い、ときに厳しくする凄く分かりやすい言葉だなと感じた」と触れた上で、「僕たちのやることは変わらない」とも強調した。主力としてチームの一体感に貢献する決意は、今季も新政権となる来季も一貫している。

 10月下旬にはへんとうの摘出手術を受けた。すでに食事や練習などに制限はなく、「少しずつ、じっくりと強度を上げていきたい」と順調なオフを過ごしている。「(新井監督の訓示は)日南にいなかった選手も、やる気にさせるものがあったと思います。レギュラーを獲ろうと刺激を受けている選手に負けないように、しっかりとやっていきたい」。来季に向けて、まずは湯布院で「家族」と考えを共有する。(河合 洋介)

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2022年11月18日のニュース