ソフトB・藤本監督、一塁特守で正木に炎のノック 守備はまだまだも「レギュラーの素質ある」

[ 2022年11月18日 05:00 ]

一塁の守る位置、動きを丁寧に正木(右)に教える藤本監督
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 ソフトバンクの宮崎秋季キャンプ第4クール2日目の17日、藤本監督が正木の一塁特守で、ノッカーを務めた。「まだ(来季が就任)2年目なんでね。こんなもんや」と強がるも息切れ。47分間で計205スイング。当初は野村大と正木の2人で200球の捕球をノルマに定めたが150球に免除された。

 6日には、正三塁手を狙う早実出身の野村大に67分間で計384スイングの超ハードノックを行った指揮官。この日は横っ跳びせずに、ミットを伸ばして捕球を続けた正木に「慶応ボーイはユニホームを汚さないのか?(中村)晃ならば捕れてるで」などとハッパをかけ続けた。

 高校も大学も慶応の正木は新人の今季、35試合に出場。打率・254、3本塁打、5打点と強打は示した。来季は本来の外野のほかに一塁手での定位置獲りも狙う正木に、指揮官は「一塁(守備は)全然まだまだだけど(野村)勇と打撃は目立っているし、レギュラーの素質はある」と期待を寄せる。“ソフトノック”を終えた正木は「きつかったですが、教えていただきながらだったので勉強になりました」。スマートに終えた。(井上 満夫)

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2022年11月18日のニュース