DeNAから中日にトレード 砂田毅樹という男 自称“便利屋” 来季は再度の「飛躍」に期待

[ 2022年11月18日 12:06 ]

DeNA・砂田
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 昨年三浦大輔新監督の下で、チームは54勝73敗16分けの最下位に沈んだ。

 だがその中でも光明が灯されていた。打者では新人の牧秀悟。そして投手では、8年目の砂田毅樹だった。58試合登板(2勝2敗)は、三嶋、山崎、エスコバーの「救援の常連」に続くチーム4位の登板数。19年16試合、20年17試合と登板数が減少していたが、同年は番長の「孝行息子」となった。

 5月21日のヤクルト戦。すでに借金16のチームは、敗れれば自力優勝の可能性が消滅。その一戦で3―2の4回2死満塁で登板した左腕は、村上から三振を奪った。その試合は5―3で勝利。首の皮一枚つながる価値のある「村上封じ」だった。

 今季は15試合の登板にとどまった。とはいえ17年日本シリーズ(対ソフトバンク)でも活躍した左腕。来季は再度の「飛躍」に期待がかかる。「人ができないところをやるのが好き。他の投手がつくったピンチを助ける仕事ができれば。救援陣が3連投、4連投なら、自分が(登板して)抑えられれば」。自称「便利屋」。バンテリンドームでのフル回転を願うばかりだ。(大木 穂高)

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2022年11月18日のニュース