田沢マイナー落ち…好投続きも2A出直し

[ 2009年3月23日 06:00 ]

マーリンズ戦の5回から登板し、2回を無失点の田沢純一

 レッドソックス・田沢純一投手(22)がマイナーに降格した。同投手は21日(日本時間22日)にマーリンズとのオープン戦に5回から3番手で登板。2回を2安打無失点に抑えオープン戦通算7試合計12回1失点としたが、翌22日にフランコナ監督がマイナー降格を発表。開幕は2Aで迎えることとなった。

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 夢の開幕メジャーはならなかった。オープン戦での快投続きで当初の2Aで育成の方針から路線変更も検討されていた田沢だったが、22日にマイナー行きが決まった。
 オープン戦は7試合に投げ計12回1失点と、開幕メジャー入りしてもおかしくない数字を残した。だが中継ぎのWBCプエルトリコ代表ロペスが合流したことなどで、オープン戦も岡島、斎藤を含めた主力の調整を最優先とする段階に突入。長い目で田沢の将来を見据え、多くの登板機会を与えるためにマイナー行きという苦渋の決断を下したとみられる。フランコナ監督は「彼に必要なのは経験だけ」と実力は十分メジャーに通用することを認めていた。
 21日のマーリンズ戦ではWBCドミニカ共和国代表のラミレスをカーブで三ゴロに仕留めるなど、ルーキー離れした投球を披露。2回を2安打無失点と存在感を示した。田沢自身も「開幕はマイナーからとずっと言われているので覚悟はしている」と話していただけに、ここからが本当のスタート。2Aでタフな投球を続ければ、夢がかなうのもそう遠くはない。

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2009年3月23日のニュース