侍ジャパンに立ちふさがるのはクレバーな129勝右腕

[ 2009年3月23日 06:46 ]

 【侍ジャパン】米国の先発はオズワルト。松井稼頭央が所属するストロズのエースで、01年にメジャーデビューして以来8年連続2ケタ勝利をマークし、通算129勝64敗。最多勝、最優秀防御率のタイトルも獲得した、メジャーを代表する右腕だ。

 ストレートは最速156キロ、球速差50キロ近いスローカーブにスライダー、ツーシームを駆使して打者を打ち取る。左打者にはチェンジアップも投げ、これで手玉に取ることも多い。
 昨年は股関節の故障があったものの、17勝。ベテランの域に達し、打者との駆け引きは素晴らしく、無理に力勝負を挑まず、いかに簡単に打者を牛耳れるかを常に考えるクレバーな投球が持ち味だ。
 オズワルトは「19日に首脳陣から先発を言われた。日本の試合はきのういくつか見た。日本についてはメジャーでプレーしている選手もいるから、スカウティング・リポートもある」と自信をのぞかせた。00年のシドニー五輪では準決勝・韓国戦で登板し、チームを勝利に導き、金メダル獲得に貢献した経験もある。「アジアのチームは打者のタイプが(メジャーと)異なる。自分の投球をしながら、対応したい」と語った。

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2009年3月23日のニュース