岩隈よ、韓国に借りを返す時だ!

[ 2009年3月23日 19:40 ]

頼むぞ!岩隈久志(共同)

 【WBC決戦の行方】今大会の日韓の対戦成績は2勝2敗の五分。決勝も接戦が予想される。

 お互いに投手陣の力量は高く、まとまった得点が入りにくい。ここまでの対戦で1イニングに3点以上が入る展開では、得点したチームが必ず勝っている。また3試合では先制したチームが逃げ切り、韓国が1回に先制した2次ラウンドの1位決定戦も、直後の2回に日本が逆転した。序盤の攻防が鍵を握る。
 韓国先発の奉重根とは2度対戦し、いずれも敗れている。放った安打は2試合でわずか6。小さいテークバックで、タイミングが取りづらいフォームの左腕だ。日本は準決勝の米国戦で見せたエンドランや盗塁など、足を絡めた攻撃で揺さぶり、少ない好機を生かしたい。4打数3安打と唯一相性がいい、城島のバットに攻略の糸口を期待したい。
 先発岩隈にとっては、奉重根との投げ合いで敗れた1次ラウンドの1位決定戦の借りを返す舞台になる。今大会の3試合で計12回1/3を投げて、失点はわずかに1。低めに丁寧に球を集める持ち味を発揮し、援護を待ちたい。米国戦でも登板した杉内、田中、ダルビッシュが救援待機し、韓国キラーの渡辺俊もいる。総力戦は必至だろう。(共同)

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2009年3月23日のニュース