米国 スモールにはスモールで決勝狙う

[ 2009年3月23日 06:00 ]

 【WBC】米国が日本に倣い、機動力を中心としたスモールベースボールでスモールベースボール進出を狙う。ジョンソン監督は「城島はいい捕手だし、日本の投手は走者を塁にクギ付けにするのがうまい」と評した上で「われわれも小さなことをやっていきたい。選手には(自由にスタートを切れる)グリーンライトを与える」と足での揺さぶりを明言した。中でも鍵を握るのがメジャー通算226盗塁のロバーツと295盗塁のロリンズだ。所属球団で1番を務める2人は、ともに3年連続35盗塁以上。先発の松坂と同地区で何度も対戦しているロバーツは「こういう試合に勝つには細かいこともアグレッシブにやらないといけない」と“足攻”での松坂攻略に意欲を見せた。

 唯一の不安材料は一塁を守れる選手の不在。指揮官はベネズエラ戦で2失策したダンを外野に戻し、デローサの起用を打ち出したが、こちらもメジャー通算785試合で一塁を守ったのはわずか13試合。本人も「一番不慣れな場所だから心配だよ」と表情は硬かった。

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2009年3月23日のニュース