返上!「オリックスに来てからはいまいち」

[ 2009年3月23日 20:14 ]

【オ6―6楽】12日ぶりに戻ってきた1軍の舞台で、オリックスの浜中のバットが火を噴いた。「4番・右翼」で先発出場し、オープン戦1号の満塁本塁打を含む2安打。ローズ、カブレラら外国人が欠場したことで回ってきたチャンスを生かし、開幕1軍入りへ猛アピールした。

 待望の瞬間は7回の第4打席だった。1死満塁から有銘の甘い変化球をとらえると、打球は左翼席へきれいな放物線を描いて飛び込んだ。
 11年在籍した阪神から移籍して2年目。今でも大石監督にとっては、かつて2軍コーチ時代に対戦した浜中の印象が強い。「ファームでやってたころはどうやって抑えたらいいんだろう、って思っていた。でもうちに来てからはいまいち」と、もどかしそうに話す。
 オープン戦の序盤は不振が続いたが、その後に出場した2軍での6試合は22打数9安打。調子を取り戻し、この日から1軍に再合流した。
 大石監督が期待するのは「打つことだけ」とシンプルそのもの。開幕までは残り4試合。浜中は「これからも頑張ります。以上です」と短い言葉に決意を込めた。

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2009年3月23日のニュース