楽天・一場とヤクルト・宮出が交換トレード

　楽天の一場靖弘投手（２６）とヤクルトの宮出隆自外野手（３１）の１対１の交換トレードが成立し、２３日に両球団から発表された。先発投手の頭数が不足するヤクルトと、右打ちの外野手を補強したい楽天の思惑が合致した。

　一場は２００５年、明大から創設初年度の楽天に自由枠で入団。２年目に７勝を挙げるなど本格派のエース候補として期待されたが伸び悩み、昨季は勝ち星なしに終わった。宮出は愛媛・宇和島東高から１９９６年に投手としてヤクルト入りし、その後野手に転向。０６、０７年には１００試合以上に出場したが、昨年は２９試合で打率１割２分８厘にとどまった。
　楽天の米田純球団代表は「補強という観点からすれば、いいトレードだと思う。環境を変えるのが、一場のステップアップにも有効なのでは」と話した。両選手とも２５日に入団会見する予定。

　▼ヤクルト・宮出隆自外野手の話　突然だったので、びっくりしている。１３年間お世話になったヤクルトは、自分を育ててくれた球団なので、すごく感謝している。楽天に行ったら、楽天のために一生懸命頑張りたい。
　▼楽天・一場靖弘投手の話　突然のことでびっくりしているが、活躍して恩返ししたい。初年度からお世話になり、球団にも、仙台のファンにも感謝している。