超スピード1時間27分「高崎商―報徳学園」

[ 2009年3月23日 22:50 ]

 【報徳学園2-0高崎商】超スピードの1時間27分で第1試合の高崎商―報徳学園が終了した。どちらも無失策で、しかも報徳学園の宮谷がシャットアウトに抑えている。それにしても、ここ数年長くなりつつある試合がこれだけ締まると気持ちがいい。

 選抜大会で最も短時間の勝負は1932年の第9回大会、京都師範―海草中の1時間15分。これなどはスタンドで弁当を食べ終えたら試合が済んでいたかもしれない。プロ野球でも今では考えられないスピード試合があったようで、無駄な時間は省かれていたらしい。
 今大会はいい傾向にある。第2日を終え、延長戦にもつれ込んだ2試合を除く4試合がいずれも1時間台で終わっている。アマチュア野球が打ち出した、試合のスピードアップ化に合わせたような格好になっている。
 アマの内規を取り払い、低めのストライクゾーンを「ボール1個分」広くしたのもこのためだった。より低め球が生かされることが試合時間の短縮に直結しているのか。打者の戸惑いも含めてまだ答えを出すのは早い。

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2009年3月23日のニュース