MVP候補・青木は打つ!中島はつなぐ!

[ 2009年3月23日 06:00 ]

青木宣親のフリー打撃

 【侍ジャパン】連覇、そしてMVPを。青木がダブルの“戴冠”へ意欲を見せた。今大会7試合で28打数11安打。打率・393、7打点はいずれもチームトップだ。絶好調の3番打者は「勝つためにそれぐらい(MVP)の活躍をしたい。それぐらいの結果が出ればチームにとっても良いことだと思う」。きょうの準決勝、そして決勝の成績次第だが、現段階では韓国・金泰均らとともに有力候補なのは間違いない。

 天才打者のイチローをして「凄い。本当にいい選手」と言わしめた技術は、大会中でも遺憾なく発揮されている。マークは試合ごとに厳しくなるが「僕は今まで通りのスタイルでやります。何も変えることはない。自分のやることだけに集中したい」。初対戦の投手からも次々と安打を連ねる高い対応力。先発・オズワルトについても「ある程度はメジャーの選手から(特徴は)聞いています」とし「(テレビなどで)見ている。見たことのある投手なら打てる自信はある」ときっぱりと言い切った。
 好調な3番打者を生かすため、その前を打つ中島は出塁に徹する。「とにかく何としてもつないでいきたい。後は(本塁に)還してくださいと、そう思って打席に入ります」。1番・イチローから中島を挟んで青木へ。最強の上位打線が米国投手陣を打ち崩す。

続きを表示

2009年3月23日のニュース