日本代表ロコ・ソラーレは4強逃す プレーオフでカナダに苦杯 藤沢「ロコらしいガッツは出せた」

[ 2023年3月25日 21:57 ]

大きな声で指示を出す藤沢(AP)
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 カーリングの女子世界選手権は25日にスウェーデン・サンドビーケンでプレーオフが行われ、日本代表で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレはカナダに4―6で敗れ、準決勝進出を逃した。ロコ・ソラーレにとっては準優勝した16年以来の世界選手権は悔しい結果に終わった。

 前半は相手のミスに救われた。第4エンドは3失点もあり得る厳しい状況だったが、相手スキップのテークアウトショットが決まらず逆に1点スチールに成功。第5エンドも複数失点のピンチから失点1にとどまった。

 後半は拮抗した展開となった。そして3―4で迎えた第10エンド。劣勢からサードの吉田知がテークアウトを決めて形勢を逆転。スキップの藤沢が難しいショットを成功させて1点を奪い延長に持ち込んだ。

 先攻の第11エンドもハウス内にストーンをためてカナダを脅かしたが、藤沢のラストショットが決まらず負けを認めた。
 リードの吉田夕は「大会序盤は自分たちのカーリングができなかったが、今日はいいカーリングができた。右肩上がりで大会を終えたのはポジティブなことだと思う」と振り返った。

 セカンドの鈴木は「残念だけど、やり切ったと思う。楽しかったし世界選手権に戻ってきてリベンジしたい」と雪辱を誓った。

 サードの吉田知は「(大会)序盤は負け越して底力がないと1次リーグで敗退していた。(前回出場から)7年の時間ではい上がってくる強さをつけてきたと成長を実感した」とうなずいた。

 スキップの藤沢は「第10エンドは勝てる展開だった。私が1投目を決めきれなかったのが敗因。負ける試合も多かったが、ロコ・ソラーレらしいガッツも出せた。今日も踏ん張ったつもりだが、チャンスでショットを決めるという差が出てしまった」と悔しさをにじませた。

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