龍王 初土俵から11年で幕下全勝V!「信じられません」

[ 2023年3月25日 04:45 ]

大相撲春場所13日目 ( 2023年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

幕下優勝・龍王
Photo By スポニチ

 二所ノ関部屋の龍王は魁禅を破り、7戦全勝で幕下優勝を決めた。上手が取れない体勢から「最後まで諦めずに」と執念の左下手投げ。初土俵から11年、29歳で自身初の各段優勝に「信じられません」と一言。「何度も挫折して悔しい思いをしたので、諦めずに頑張ってきて周りの人を信じてここまで来られた」と感慨深げだった。

 ▼龍王(りゅうおう=本名畠山涼太)東26枚目、秋田県井川町出身、二所ノ関部屋。12年初場所で尾車部屋から初土俵。部屋閉鎖に伴い、昨年2月に転籍。得意は突き、押し、右四つ、寄り。1メートル83、144キロ。29歳。

 ▽序二段優勝(7戦全勝)
 勝呂(すぐろ=本名勝呂歩紀)西60枚目、埼玉県上尾市出身、藤島部屋。東京・明大中野高―拓大から日本通運へ進み、21年九州場所で三段目100枚目格付け出しで初土俵。拓大4年時の19年全日本選手権で3位。左目網膜剥離で昨年秋場所から3場所連続全休。得意は突き、押し。1メートル69、148キロ。25歳。

 ▼勝呂 休場中は不安や悔しさがあったけど、いろんな方に支えていただいた。ケガでしばらく離れていたのでスタートが大事だと思っていた。これからも内容を求めていい相撲を取っていければ。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)
 朝白龍(あさはくりゅう=本名ラグチャー・ジャミントクトホ)西11枚目、モンゴル出身、高砂部屋。千葉・日体大柏高―拓大から23年初場所初土俵。得意は右四つ、寄り。1メートル82、144キロ。24歳。

 ▼朝白龍 優勝がなかったから、初めてでうれしい。上に上がっていくには右四つだけでは厳しいのでいろいろ覚えたい。白鵬関(元横綱、現宮城野親方)の相撲に憧れている。

続きを表示

2023年3月25日のニュース