埼玉・坂手主将、PO進出決定は「今知りました」 レギュラーシーズン残り3戦も「連勝でいきたい」

[ 2023年3月25日 22:41 ]

ラグビーリーグワン第13節   埼玉19―10トヨタ ( 2023年3月25日    愛知・豊田スタジアム )

<トヨタ・埼玉>試合後の会見に出席した埼玉の坂手主将
Photo By スポニチ

 首位を快走する埼玉(旧パナソニック)が、レギュラーシーズン上位4チームで争うプレーオフ(PO)進出一番乗りを決めた。トヨタ(旧トヨタ自動車)との接戦を19―10で制し、開幕13連勝で勝ち点4を積み上げ同58。計2枚のイエローカードを出してしまう展開となったが、昨季王者が底力を見せつけた。

 2季連続でPO進出を決めたが、連覇を狙う初代王者にとっては通過点にすぎない。試合後の会見。フッカー坂手淳史主将(29)は「今知りました」と、意識していなかったことを明かした。それでも、無傷の13連勝で一つの節目を迎え「うれしい。13個の勝ちを並べることができたのはチームの実力。(接戦を)勝ちきれたのは成長している」とうなずいた。

 イエローカードで数的不利な状況が2度もあったが、14人が一丸となってカバー。坂手は「焦りはなかった」と冷静だった。

 降雨でコンディションが悪くても、SO松田力也(28)が「キックを使ってチームを前に進めることを意識していた」との狙い通り、ショートパント、ロングキック、コンテストキックを駆使。19年W杯南アフリカ代表の相手SOウィリー・ルルーとのキック攻防に対抗し「蹴り負けず、どこで蹴るか考えた。判断は悪くなかった」。1ゴール4PGの14得点も決め、3試合連続でプレースキック成功率100%をマークした。

 6連戦を終え、休養節に入る。レギュラーシーズンは残り3試合。主将は「これからまだ試合がある。もう一回、成長して戦えるように。ここから3試合、すごく大事。(PO)まで連勝でいきたい」と、もちろん負けるつもりはない。

続きを表示

2023年3月25日のニュース