新十両・落合が納得の相撲で10勝目「心と体をリセットして初日だと思って」連敗から切り替え

[ 2023年3月25日 16:17 ]

大相撲春場所14日目 ( 2023年3月25日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所14日目>上手出し投げで荒篤山(左)を破る落合(撮影・成瀬 徹)
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 史上最速の所要1場所で新十両昇進を果たした落合(19=宮城野部屋)が荒篤山(29=荒汐部屋)を破って10勝目を挙げた。

 荒篤山の突っ張りからの引きに乗じて押し込んでから左差し右上手の体勢に。荒篤山が左下手を取ろうと手を伸ばした瞬間、落合がタイミングの良い右上手出し投げを決めた。「突っ張りが強い相手で、まわしを取って動きを止めたいという狙いだったのでそのへんはよかった」と納得の内容。狙い通りの相撲で白星につなげられたのは7日目の栃武蔵戦以来だった。

 連敗を3で止めてから連勝。「負けが続くと精神的にも疲れてしまった。もう一度心と体をリセットして、初日だと思って臨んでいるのが良い方向に行っているのかなと思っています」。初めての15日間に疲れも見られたが、見事に立て直してきた。

 これで2桁勝利となる10勝目。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)が新十両だった04年春場所の9勝6敗を超える成績に「凄く光栄なこと。素直にうれしいです」と落ち着いた口調で話した。

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2023年3月25日のニュース