逸ノ城が13勝目を挙げ十両V王手　千秋楽で対馬洋に勝てばV　1差で追う朝乃山と決定戦の可能性も

大相撲春場所14日目 （ 2023年3月25日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所・14日目＞逸ノ城（右）に激しくぶつかる炎鵬（撮影・藤山　由理）
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　元関脇の十両・逸ノ城（29＝湊部屋）が炎鵬（28＝宮城野部屋）を下して13勝目を挙げた。

　立ち合いから左へ動いてきた炎鵬に対し、深追いせず落ち着いて対応。右カチ上げから右差し左上手でつかまえた。右を抜いて背中越しに上からまわしをつかむと、じっくり寄っていって最後は引っこ抜くように投げ捨てた。「まわし取れればいいと思って、無理に出ないように見ながら」と相手の動きにも慌てず。関取最重量と最軽量の117キロ差対決は、逸ノ城が重さを生かして炎鵬を退けた。

　これで十両単独首位の1敗を守って13勝目。十両優勝に王手をかけた。あす千秋楽、対馬洋（29＝境川部屋）に勝てばその時点で優勝決定。もし敗れても、1差で追う朝乃山（29＝高砂部屋）が落合（19＝宮城野部屋）に負ければ優勝が決まる。逸ノ城が負けて朝乃山が勝てば、13勝2敗で並んで決定戦にもつれ込むことになる。