大栄翔が気迫の12勝目 “直接対決”勝利で2年ぶり2度目賜杯に王手!V争いは3敗・霧馬山と2人に

[ 2023年3月25日 17:56 ]

大相撲春場所14日目 ( 2023年3月25日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所14日目>突き倒しで翠富士(右)を下した大栄翔(撮影・成瀬 徹)
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 大相撲春場所は25日、エディオンアリーナ大阪で14日目の取組が行われ、単独首位の小結・大栄翔(29=追手風部屋)が翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)を突き倒しで下し、2年ぶり2度目の賜杯に王手を懸けた。1差で追うのは関脇・霧馬山(26=陸奥)ただ一人となった。

 大栄翔が“直接対決”を圧倒した。立ち上がりから一気に前に出ると、翠富士が反撃する隙を与えず、そのまま突き倒した。「よく見ていきました」と振り返った。

 逆転賜杯を狙う霧馬山は対戦相手の若隆景が休場し、不戦勝で11勝目。2場所連続で2桁勝利に到達しており、夏場所での大関獲りに前進している。

 元大関で東十両筆頭の朝乃山は、島津海を上手投げで退け、2敗を守った。逸ノ城との1差をキープし、4年ぶり2場所連続十両優勝へ望みをつなげた。「僕は追い掛ける立場。目の前の一番に集中して取りたい」と力を込めた。また、新十両の落合は荒篤山を破って10勝目を挙げた。

<春場所 成績上位力士>

12勝2敗 大栄翔

11勝3敗 霧馬山

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